春の途端

とりとめもなし、思考や事象や日常について

何れうずもれるであろう ある木曜日

注文していた本が届いた。何度か名前を出しているけれど、久米正雄の短編集。勤め先が書店というのは、こういうときとてもいい。業務ですっかり疲れていたはずであるのに”久米正雄”の四字を見てにやついてしまった。

しばらく、気分の上がらぬ日々が続くかもと思っているけれど、時間を無駄にしてしまっている感じが拭えず――実際のところ、そうであろうし――悲しい。もうすぐ後期が始まるので、そのリズムに押されて調子が戻りますように。取っていない講義に出てみたりしようか、と考える(もちろん、席の余裕があるようであればになるが)と、うきうきしてくる。楽しい。