春の途端

とりとめもなし、思考や事象や日常について

2020年—最果タヒ展の記録

 

 

2年前のちょうど12月のこと、写真を見返していて懐かしくなったので書いています。渋谷のどこかのビル(多分パルコなんだろうが)で、詩人・最果タヒの展示があり、行って来ました。

高校生の時から好きな人で、詩集も幾つか持っている。こうして、形として、言葉と触れ合えて、本当に素敵な世界だと思う。またどこかでして下さらないかな。

最果タヒさんの言葉は鮮烈で、鋭いがそれが痛みとなる日もならぬ日もあり、冬という印象が私にはある。年齢を重ねたことで、その刺さり方は変わったけれど、また違う楽しみ方ができてそれもいいよね。

 

とても個人的なことだけれども、一つお話ししたいことがあって。

(画質がひどく悪いのは、恐らく当時の私の腕もあろうが、機種変前なので……!)

 

これは、渋谷での展示より一年と少し前の一枚。最果タヒの詩の展示は、横浜美術館のスペースでも行われていたことがあって。そこで凄く好きだと思った一文を、私は長く待ち受けにしていた。

 

それと、

渋谷で少しぶりの再会を果たすことができたのが、何より嬉しくて記憶に残っている。

 

少しばかりお裾分けを。

 

言葉と実際に空間を隣にして、触れ合えるような距離にあって、それが本当に胸をいっぱいにさせた。本来、近いようで遠い存在だから。ずっとときめいていた! 多分、当時の感想とか同じこと言っていたと思う。少しでも雰囲気が伝わったら嬉しいな。