春の途端

とりとめもなし、思考や事象や日常について

日々

一月十一日

何だか自分の言葉が軽い気がして、いつももどかしく、苛立たしい。こうして起こすうちはまだましで、喋るのはもっと自信がない。声に乗せる時に、私の言葉は、空気が抜けてすっからかんになっているのかもしれない。と思うけれど、一方で殆ど潔癖であるはず…

2022年:本と美術館と様々、様々

今年の好きなものの話をしたい。 2022年も趣味にたくさ〜ん興じて、たくさん蓄えることができた。心の充実度はとても! 幾つかお話していきたいと思う。 ●オスカー・ワイルド『サロメ』(平野啓一郎訳,光文社古典新訳文庫) 間違いなく今年のベストに挙げた…

十二月十三日

しばらくものを書く余裕を失っていた。考えを言葉にする所までは行き着くのだけれど、それは頭までで、実際に書き起こすとなると途端億劫になる。思うことと表すことと、違う筋肉を使っているのだなと改めて感じた。 卒論を提出してきた。最後はもう気合いと…

チリちゃん

(⚠︎ポケットモンスター スカーレット・バイオレットの話をしています) (⚠︎具体的なストーリー内容の明記はしないけれど、作中のスクショが入ったり、ヲタクの呻きが聞こえます) (⚠︎見苦しいかも!) チリちゃんが好きだ!!!!!!!!!!!!!!!…

慰め

私は、私の持つ感性が好きで、しばしば存在意義としたり、縋ったりする。多分ずっと昔からそれを誇りにしていたと思うのだけれども、気がついたのはここ数年のこと。少し昔、ツイッターで読書アカウントをやっていた際に付き合いのあった人が「“感性が乏しい…

月食

今度、海のそばの町を話に書くので、近々海に行きたい。情景を描くのにほんものを見るのは大切で、と言うのはやっぱり、隅々までありありと描写できるから。(実際に見たものを表す方が簡単であるし) 言葉でもスケッチはできるものだと思う。

フィルムの

現像をしてきました

最近描いた絵

幾許か前の日記

友人と呑んだ。友人は大分長い付き合いなので、人に対してあまり話すのが得意でない私もすらすらと口がほどけるようになってきた、ようやく最近だけれども。呑んだときの酔いというものがこれまでよく分からなかったが、色々なことを話したくなるというのが…

十月十七日

髪を切る。初めて縮毛? 矯正?(どっちも同じ?)をかけてきた。曰く、私の髪は癖があるそうで、確かにセットをする時あちこち向いてしまって苦労していた。少し時間が経つと、空気を含んで酷くなるものであるし。今日からしばらくはそんな鬱陶しさともおさ…

十月六日

夜、ニュースを見て、ノーベル文学賞がフランスの作家であると知った。タイトルから惹かれる作品ばかりで、とても気になる。ただ受賞してすぐは中々手に入らないかも、と容易に考えられるので、悩みどころ。う〜ん、と頭を働かせている横で、母は「先に原文…

途端画

数日前から絵を描いている。水彩絵の具、まだ場数が足りず安直に色を乗せているだけだが……筆も太いものがたった1本なので、細いのが欲しいと思った。筆先遣いが中々苦しい。 (構図は好きなツイッターの人の撮られた写真から頂戴し、色は結構好き勝手に。と…

メビウスの輪をほどく

疲れてしまった。心が荒んでいるというか、色々なことに余裕がない。そこに今日、自己嫌悪に至った出来事が重なったので、尚である。半ば衝動のように高校時代のグループラインたち(というもはや化石)を退会し、もう会わないであろう人の連絡先を削除した…

九月二十日

きちんとしたい、と思いつつ、実際に行動はしないので、怠惰な日々を過ごしている。それに「無駄な時間を過ごしてしまった」とストレスを感じる性分ゆえ、正直心身のどちらにも悪い。ただ腰が上がるまでが長いということは分かっていて、分かっているだけ。…

ありがとう この世

千銃士Rというゲームが好き。簡単に言い表せば、銃の擬人化。中でも写真の彼、食器型仕込み銃のカトラリーが大好きで、これは新しく実装されたカード。私にしては珍しく、早々とお迎えすることができた。ねえ見て、この笑顔……かわいい…… 絵がヌルヌル動くタ…

何れうずもれるであろう ある木曜日

注文していた本が届いた。何度か名前を出しているけれど、久米正雄の短編集。勤め先が書店というのは、こういうときとてもいい。業務ですっかり疲れていたはずであるのに”久米正雄”の四字を見てにやついてしまった。 しばらく、気分の上がらぬ日々が続くかも…

こころの話

ここ数日、焦燥感のようなものを抱えている。理由は分からない、何かをしても充実せず、ひたすらどこか別の場所を見るに似ている。こういう気持ちになるときが1か月のうちに幾つかあって、精神的な不安定なのかもしれない。自分に自覚はないのだけれど。 心…

九月十二日

久々に大学へ行く。まだ夏休みではあるが、所用があって。それもあっという間に済むものであったから滞在時間より往復の方がずっと長かった。体力がなく、疲れてしまったので帰りにカフェへ。勉強をしてから、電車に乗った。 地元から数駅乗ったところの本屋…

梅酒

梅酒を飲んだ。酒について経験は未だ少ないが、梅酒は好き。梅の味がジュースのようでいい。口に含んだ一瞬がさらりとし、後にアルコールがやって来る。コップに三、四杯飲んだ。とても美味しかった。

九月九日

日記というものがあまり続いたことがない。数日、数週間くらいは何とか持つのだが、そこから先いつの間に、フッとその存在ごと忘れている。そのまま気がついたらひと月、ふた月は経っていて、空いた日付と白紙のページに「あ〜あ」とやる気を失う感じ。 2年…

9/6:映画を観た

映画を観た。私は普段あまり観る方ではないのだけれど、いざ観始めると本当に面白く、夢中になる。映画館には久々に用を作ったと思う。去年のちょうど今頃に『リョーマ!』を観に行ったときが最後かもしれない。 今日はしかも、初めてホラー映画をまともに観…

9/4:出会うべくして出会いたい

バイトから帰り、午後はゆったりとした日曜日を過ごす。 ハイキュー!! Vリーグの視聴アーカイブが期限であったので観ている。ジッとしてひとつの画面を観ることに何故か強い抵抗感を覚えるので不安視していたのだけれど、観始めると夢中になっている。全く…

9/2:昔の私という他人

今日を誕生日とする好きなキャラクターの特別ログインストーリーが何故だか再生されず、すっかりへこんでいる。夜中から今まで、じんわりと気分を重くさせられる。調べればほんの幾人か同じことを言っていたので不具合? 諦めなければいけないのかもしれない…

夜閑話

今、窓外の虫の声を聞いている。しんとした濃い夜の空気に、それはよく目立つ。冴え冴えとした季節の変わり目を感じるものの、9月始めの今日は湿気ぽかったので、この虫も生温い気配の中で鳴いているのだろうか。暑さはまだ続く様子か。もうずいぶん眠いので…

8/31:いつだって両手が塞がる

8月が終わる。時間が経つのは早い。 身の回りのことが少しずつ落ち着いてきて、しかしそれとともに新たなことも舞い込んで、予見していた通りではあるが2022年は私にとって忙しい。来年がちょうど生活の転換の年であり、それまでの清算に走らねばならないか…

8/30:空いた首筋に秋が触れる

髪を切る日。最近は短い方が好みで、2か月に1度の感覚で美容院を予約している。行きつけの、懇意にしている美容師さんはいないので、流浪の民のようにあちらこちらへ行っている時期もあったが、今はいいなと思うところを見つけ、半ば通いに変わっている。 静…

8/28:秋を見つめ出す

ついつい、随分と眠ってしまった。眠るための準備を何もしていなかったのに。 今日は程よい気温でいい。朝も晩もずっと過ごしやすく、気分が上がる。秋が一年でいちばんに好き。だから今日のような具合はこの先の秋を思い起こさせて、いい。秋の何とも言えな…

アイスティーの小話

夏になると我が家はアイスティーを常備し出す。 家族の皆がそれなりに飲むので、ほんの数日経つと大きなプラスティックのポットも空になる。それを洗って乾かすと自然いつも夜で、起きているのは私だけ。そういうとき、私が明日の分を作る。 やかんに多めで…

口が寂しいときの

愛してると言えば愛していることになるかもしれない朝は明るい 数年前、私が私のために考えた短歌を、今でも時折思い出す。ふとしたとき、頭の中で唱えてしまう。語感がよいと思っているのかもしれない。 こういう、暇が訪れるとついつい胸で繰り返してしま…