春の途端

とりとめもなし、思考や事象や日常について

性に遠いところで人を好きになりたい

あのね、 これは末だ自分の中でも上手くまとまらない話になる。心が先に来て、言葉ができていない感じ。けれどどこかに発散させたくて、私のブログという場に救いを求めている。 だからあくまで、これは私の心で、何も意味しない。矛盾蔓延る巣窟なだけ。 *…

五月十四日

こんにちは。 久しくブログを書いていなかったので、前回の記事が今日できっかり100日前のものになります。綺麗な数字だ。 ここを離れていた間、春のうちに生活がずいぶん変わり、今もまた、仕事終わりの電車の途中であったり。(新しい経験ばかりです)自分…

本を買う

本を買う。小川洋子『最果てアーケード』と木下龍也『オールアラウンドユー』。 元々別の用事で出てきた都会で、ちょっと時間潰しに、といった風で入った本屋だったから、思わぬ収穫が愛おしい。特に後者の『オールアラウンドユー』、表の布地が1冊ずつ色違…

ピカソとその時代 展

(国立西洋美術館で 1月22日まで) に、行ってきた。 個人的に大満足の展覧会! ピカソだ〜いすきというのも勿論だが、キュビスムといえば彼と一緒に名の挙がるブラック、ピカソとはライバルとしてしばしば言及されるマティスや、パウル・クレーにジャコメッ…

一月十三日

心が衛生上、宜しくない日が続いている。何というか厭世的で、何かにつけ自分を責める。数日前には友人(知己なので随分と気楽に)を飲みに誘えるほど元気だったのに。と思っていたら、今日その友人から返事があって、気分が沈んでいるから少ししたら計画を…

一月十一日

何だか自分の言葉が軽い気がして、いつももどかしく、苛立たしい。こうして起こすうちはまだましで、喋るのはもっと自信がない。声に乗せる時に、私の言葉は、空気が抜けてすっからかんになっているのかもしれない。と思うけれど、一方で殆ど潔癖であるはず…

2022年:本と美術館と様々、様々

今年の好きなものの話をしたい。 2022年も趣味にたくさ〜ん興じて、たくさん蓄えることができた。心の充実度はとても! 幾つかお話していきたいと思う。 ●オスカー・ワイルド『サロメ』(平野啓一郎訳,光文社古典新訳文庫) 間違いなく今年のベストに挙げた…

十二月十三日

しばらくものを書く余裕を失っていた。考えを言葉にする所までは行き着くのだけれど、それは頭までで、実際に書き起こすとなると途端億劫になる。思うことと表すことと、違う筋肉を使っているのだなと改めて感じた。 卒論を提出してきた。最後はもう気合いと…

2020年—最果タヒ展の記録

2年前のちょうど12月のこと、写真を見返していて懐かしくなったので書いています。渋谷のどこかのビル(多分パルコなんだろうが)で、詩人・最果タヒの展示があり、行って来ました。 高校生の時から好きな人で、詩集も幾つか持っている。こうして、形として…

チリちゃん

(⚠︎ポケットモンスター スカーレット・バイオレットの話をしています) (⚠︎具体的なストーリー内容の明記はしないけれど、作中のスクショが入ったり、ヲタクの呻きが聞こえます) (⚠︎見苦しいかも!) チリちゃんが好きだ!!!!!!!!!!!!!!!…

慰め

私は、私の持つ感性が好きで、しばしば存在意義としたり、縋ったりする。多分ずっと昔からそれを誇りにしていたと思うのだけれども、気がついたのはここ数年のこと。少し昔、ツイッターで読書アカウントをやっていた際に付き合いのあった人が「“感性が乏しい…

月食

今度、海のそばの町を話に書くので、近々海に行きたい。情景を描くのにほんものを見るのは大切で、と言うのはやっぱり、隅々までありありと描写できるから。(実際に見たものを表す方が簡単であるし) 言葉でもスケッチはできるものだと思う。

フィルムの

現像をしてきました

最近描いた絵

岡本太郎展の話

行ってきた。 東京都美術館はこの間も行ったばかりで(ボストン美術館展)、続けてお世話になっている。ず〜っと狙っていた展覧会、嬉しい! 美術館に通い始めの頃は印象派など、ふんわりと光遣いのいい絵を好んでいたのだけれど、最近は反対に、原色の強い…

秋冬はコートのポケットに本を入れて歩けるのでいい。

幾許か前の日記

友人と呑んだ。友人は大分長い付き合いなので、人に対してあまり話すのが得意でない私もすらすらと口がほどけるようになってきた、ようやく最近だけれども。呑んだときの酔いというものがこれまでよく分からなかったが、色々なことを話したくなるというのが…

十月十七日

髪を切る。初めて縮毛? 矯正?(どっちも同じ?)をかけてきた。曰く、私の髪は癖があるそうで、確かにセットをする時あちこち向いてしまって苦労していた。少し時間が経つと、空気を含んで酷くなるものであるし。今日からしばらくはそんな鬱陶しさともおさ…

ブラームスはお好き

www.shinchosha.co.jp (フランソワーズ・サガン『ブラームスはお好き』朝吹登水子訳、新潮文庫) を読んだ。 サガンをこれまで、デビュー作『悲しみよ こんにちは』2作目『ある微笑』の順に読んできた。読むたび、“好き”が更新されていく。その作品のいずれ…

十月六日

夜、ニュースを見て、ノーベル文学賞がフランスの作家であると知った。タイトルから惹かれる作品ばかりで、とても気になる。ただ受賞してすぐは中々手に入らないかも、と容易に考えられるので、悩みどころ。う〜ん、と頭を働かせている横で、母は「先に原文…

途端画

数日前から絵を描いている。水彩絵の具、まだ場数が足りず安直に色を乗せているだけだが……筆も太いものがたった1本なので、細いのが欲しいと思った。筆先遣いが中々苦しい。 (構図は好きなツイッターの人の撮られた写真から頂戴し、色は結構好き勝手に。と…

ボストン美術館展の話

(どう撮っても反射してしまった、東美のメインポスター大きくて好き) 『ボストン美術館展 芸術×力』に行ってきた。東京都美術館で10月2日まで。2020年に中止となった展覧会で、2年越しの実現となるらしい。それを聞くと、とても胸に迫るものがある。当時、…

メビウスの輪をほどく

疲れてしまった。心が荒んでいるというか、色々なことに余裕がない。そこに今日、自己嫌悪に至った出来事が重なったので、尚である。半ば衝動のように高校時代のグループラインたち(というもはや化石)を退会し、もう会わないであろう人の連絡先を削除した…

倚りかからず

www.chikumashobo.co.jp (茨木のり子『倚りかからず』ちくま文庫) を、読んだ。 眠る前に二、三読んでいたのを、朝の電車の中ですべて読んだ。あっという間に言葉は追えて、けれどその沁み込みはじっくりだったように思う。何度も繰り返し同じ部分を味わう…

九月二十日

きちんとしたい、と思いつつ、実際に行動はしないので、怠惰な日々を過ごしている。それに「無駄な時間を過ごしてしまった」とストレスを感じる性分ゆえ、正直心身のどちらにも悪い。ただ腰が上がるまでが長いということは分かっていて、分かっているだけ。…

ありがとう この世

千銃士Rというゲームが好き。簡単に言い表せば、銃の擬人化。中でも写真の彼、食器型仕込み銃のカトラリーが大好きで、これは新しく実装されたカード。私にしては珍しく、早々とお迎えすることができた。ねえ見て、この笑顔……かわいい…… 絵がヌルヌル動くタ…

何れうずもれるであろう ある木曜日

注文していた本が届いた。何度か名前を出しているけれど、久米正雄の短編集。勤め先が書店というのは、こういうときとてもいい。業務ですっかり疲れていたはずであるのに”久米正雄”の四字を見てにやついてしまった。 しばらく、気分の上がらぬ日々が続くかも…

こころの話

ここ数日、焦燥感のようなものを抱えている。理由は分からない、何かをしても充実せず、ひたすらどこか別の場所を見るに似ている。こういう気持ちになるときが1か月のうちに幾つかあって、精神的な不安定なのかもしれない。自分に自覚はないのだけれど。 心…

九月十二日

久々に大学へ行く。まだ夏休みではあるが、所用があって。それもあっという間に済むものであったから滞在時間より往復の方がずっと長かった。体力がなく、疲れてしまったので帰りにカフェへ。勉強をしてから、電車に乗った。 地元から数駅乗ったところの本屋…